北の味紀行と地酒 北海道 八重洲店。
月に2~3度ほど利用させてもらうお店です。
夜にはだいぶ前に妻と訪れたこともあるのですが、最近はもっぱらランチでの利用です。
こちらのお店のネックは、海外からの団体客が入るときがあって、運悪くそのタイミングでお店に伺うと、貸切で入れないことがあるという点ですね。
先日も12時20分頃、ランチを食べようと歩いていると、店の目の前に大型バスが2台停まっているではありませんか。今日は無理だなと思いましたが、念の為と思い、店の前まで歩を進めました。アジア系の観光客が30人弱ほど、道端に座っておしゃべりしていたり、スマホで写真を撮ったりして、にぎやかな雰囲気でした。
半ばあきらめつつ、入り口から中を覗くと、「貸切」の張り紙がありません。おやっ?と思い正面のカウンターを見ると、3人連れのサラリーマンがちょうどお会計をしているところでした。お勘定が済むと、女性の店員さんが私に微笑んで、「1名様ですか、タバコは吸われますか」と訊いてくれました。あいにく禁煙席は空いておらず、喫煙席に案内されましたが、隣の先客はタバコを吸わない方でしたので、問題なしでした。
日替わり定食はメンチカツ、魚の定食はアジの焼き魚とのこと。こちらでは、迷った場合、チキン南蛮定食を頼むことが多いのですが、その日は油淋鶏(ユーリンチー)定食を選択しました。
10分も待たずに料理が運ばれてきました。他のお店の油淋鶏とは見た目がちょっと違うかなという印象です。5~6個ほどの鶏のから揚げの上に、甘酸っぱく味付けされた刻みねぎのソースがのっています。鶏はからっと揚がっていて、食感がいいです。
チキン南蛮は830円、油淋鶏は880円です。どちらの定食も味噌汁とご飯(どちらもお替り自由)・小鉢・香の物・付け合せの野菜の千切りがつき、鶏のから揚げの量はほぼ一緒なので、違いがあるのは、「タルタルソース」と「刻みねぎのソース」ということになります。コストパフォーマンスからすると、50円安くて、わりとたっぷりのタルタルソースがかかったチキン南蛮に軍配が上がるかもしれませんが、油淋鶏の方がさっぱりとした味付けなので、これはこれでありです。
なんといっても、こちらのお店のよいところは、どんなに混んでも1組1テーブルシステムであること。4人1組で行っても、1人で行っても、案内されるのはわりと広めの4人掛けのテーブルです。相席をお願いされることはありません。少なくとも私は相席してくださいと言われたことは一度もないですし、周囲のお客さんで相席をしている人は見たことがありません。各テーブルの上に、番号札が1つずつ置かれており、会計の際はそれを持ってレジに行くというお会計のシステム上、相席はすすめないのだと推測されます。
なので、「今日のランチは一人でぼーっとしたいなあ……」なんて気分の時には、とてもおすすめです。
接客もいいです。なによりも「食事が済んだら、早くお引取りください」といった雰囲気がなく、食後もゆっくりできます。
「北海道」さん、これからもちょくちょく寄らせてもらいます。
店名 北の味紀行と地酒 北海道 八重洲店 (Hokkaido)
050-5868-9454
東京都中央区八重洲2-7-12 ヒューリックビル B1~2F