茨城県南部の宿へ向かう途中に立ち寄ったのが、『うなぎ割烹山田 別館』さんです。
この日は、私も妻も、思いのほか朝の準備に時間が取られ、
予定時間を20分過ぎてからの出発となってしまいました。
車の流れはまずまずで、11時30分頃に佐原エリアに入りました。
カーナビの表示を見ると、『うなぎ割烹山田(本店)』に着くのは11時50分ぐらいになりそうな感じでした。
人気店だけに僅かの出遅れによって待ち時間がかなり違うはずで、出発の遅れを悔やみます。
少し焦りを感じつつ、車を運転していると、信号待ちの我々の視線の先に、
『うなぎ割烹山田』の看板が見えるではありませんか。
そうだ、別館もあるんだったと思い出し、妻もすぐにここに入ろうと言い、
迷わず左ウインカーを出し、駐車場へ進みます。
広い敷地には、すでに30台ほどの車が停まっています。
ドライブの道中、何を頼むかは決めていたので、座敷に案内され、お茶を出していただいたら、
すぐに注文をお願いしました。11時40分頃にオーダー完了です。
入店時に店員さんから伝えられた通り、料理が出てくるまで1時間以上かかりましたが、
エアコンの効いた広々とした座敷に座り、お茶を飲みながらですので、
とても快適で、「待たされているなあ……」という感じはまったくありません。
お茶が無くなりかけると、店員さんが絶妙の間合いで、「お茶、いかがですか」と声をかけてくださるので、
ゆったりとした気分でうなぎの焼き上がりを待ちます。
そして遂に、うなぎ様の登場です。
直鰻重・並 3500円(税込)
妻が頼んだ直鰻重・並(税込3500円)は、ご飯の上にうなぎが乗った状態で供されます。
お重の蓋が閉まらず浮いており、一見してただならぬボリュームであるとわかります。
鰻重・上 3900円(税込)
私が注文した鰻重・上(税込3900円)は、お重が二段重ねでうなぎとご飯が別盛りです。
並も、上も、
他にもやしの小鉢とぬか漬け(きゅうりと大根)、そして肝吸いがセットになっています。
すぐに主役にかぶりつきたいのですが、妻も私も極力食べ順ダイエットを心がけているため、
まずもやしに箸を付け、ぬか漬けを少々つまんでから、蒲焼を食します。
外はカリッと、中はふんわりとした食感です。思わず、「美味い!」と胸中で叫びます。
タレは甘めに感じますが、なんとも言えないコクがあり、決してしつこくありません。
口の中で後を引く、たまらない味わいです。蒲焼は大きく、厚みもあって、とても食べごたえがあります。
私は定食屋で、よくご飯を大盛りにするか、おかわりをするのですが、
ここのご飯はボリュームたっぷりで、そんな必要はまったくありません。
というか、それ以上は、無理をしないと食べられません。お吸い物も汁がたっぷりで、肝も大きいです。
主役のうなぎはもちろんのこと、脇を固める、ぬか漬けもおいしいです。
ぬか漬けというと私の好みは、きゅうりなのですが、ここの大根はよく漬かっていて、
本当に美味しかったです。優しい味わいで体にも、とても良さそう。
お土産として売っていれば、何パックか買って帰りたいぐらいでした。
入店してから、お勘定を済ませ外に出るまで、どの店員さんの接客も、とても素晴らしかったです。
結局、お店には2時間近く滞在することになったのですが、そのお陰で、
普段のランチタイムでは決して味わえない、とてものんびりとしたくつろぎの時間を満喫できました。
味よし、ボリュームよし、雰囲気よし!で、一年ぶりのうなぎは大・大・大満足でした!
山田さん、また寄せてもらいます。ありがとうございました。
山田 別館
0478-52-5354
千葉県香取市玉造1-1-22
メニューです。本店の方とはメニューが若干異なるようです。